傷あとを残さずにシミやアザなどをきれいに取り除きたい…」、そんな願いに応えて登場したのが皮膚のレーザー治療です。
レーザー光線とは、人工的に作られた電磁波のことです。
レーザー光がどのようなものなのかは、レーザーポインターなどで御存知の方も多いことでしょう。
レーザー光には、

★どこまで行っても拡がらず、まっすぐ進む
★一色からなる
★ひとつの波長からなる


といった特徴があります。
これらの特性により、これまで不可能とされていた様々な治療に大きな効果を上げることができるようになったのです。

これまで手術によってしかできなかったシミやアザなどの除去も、レーザー治療なら、手術跡を残すことなく、きれいに取り除くことが可能です。
それはシミやアザなどの治療に使用するレーザー光線が、黒い物質に吸収される性質を持っているからなのです。
照射されたレーザーは、患部のメラニン色素などに吸収されるため、正常な肌を傷つけることなく、患部だけを治療することが可能です。

〈シミの種類〉
『老人性色素斑』の場合
  ほとんどの場合1回の照射で除去できます。治療に要する時間は1ケ所数秒です。
照射後の洗顔、洗髪、シャワーも可能です。
 
『肝斑』の場合
  肝斑』の発生はホルモンのバランスに因るところが大きいとされますが、その原因ははっきりしていません。
しかし紫外線がその進行を悪化させるというのは確かです。
日焼け対策が最も重要な予防策と言えるでしょう。

一般にレーザー治療は効果がありません。医師とよく相談して下さい。
〈アザの種類〉
赤アザの場合
  1. 皮膚から盛り上がっているものではなく、細かい血管が透けて見えるような赤いアザが対象です。
赤紫、青紫に盛り上がっているものは、手術的治療が必要な場合があります。
  2. 生後しばらくしてから出現し、小学生頃までに消滅してしまうようなイチゴ状血管腫などはあまり対象にはなりません。
 
茶アザの場合
  茶色いアザは多様で、種類により、レーザーがよく効くものと、あまり効かないものとがあります。よくご相談下さい。
 
青アザの場合
  太田母斑と呼ばれる顔面の青アザには非常に効果がありますが、間隔をおいて、数回の治療が必要ですので、長期的な治療計画を立てる必要があります。
 
黒アザの場合
  小さいホクロのようなものではよく効きますが、盛り上がったもの、大きい範囲の黒アザでは、手術が必要な場合があります。


治療するシミやアザの種類や形態によって、治療回数は変わってきます。
アザの場合は種類によっては、数回の治療が必要なこともありますが、中年以降の女性に多いシミなどは、1回で治癒する場合もあります。
もちろん患者さんの御希望、年令や皮膚の状態によっても異なりますので、治療前に充分なカウンセリングを行い、治療計画を立てることになります。お気軽にご相談下さい。